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こんにちは、ツラはマイルドだけどガタイはワイルドと言われて久しいLuzia@野獣でっす。
どうやら、東京も新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言解除になりそうっすね。とは言っても、そうそう事は簡単に運ばんとは思うけれど、いつまでも休業やら自粛をしていてもねぇ・・・。
今はコロナで右往左往しちょるけど、今後、大地震が来るかもしれんし(最近、嫌なかんじぢゃねぇですか!)、昨年も散々苦しめられた大型台風が来るかもしれんし、新型コロナウイルスの更なる進化系が発生するかもしれんしね。何が起こってもおかしくねぇ世の中になっちまいましたよ。
うちのお店はずっと通常営業をしてきたけんど、音楽教室は4月から今月の31日まで丸2ヶ月休講状態でござんす。一応、6月から再開予定でありんすので今日、レッスン室にビニールシートの隔壁を設置したりなんだりと、万全な体制を施しまっした。もちろん可能な方はオンラインレッスンも可。
さて、以前ご紹介したことがあるRoland Dyens(ローラン・ディアンスW)大先生によるAstor Piazzolla(アストル・ピアソラW)作品のアレンジ集(遺作)、“The Last Tango”なんすけど、私的にはこれまでディアンス大先生が発表された様々なアレンジものの中で最も技術的難易度が高い、つまり、超変態アレンジ集だと思うちょりまっす。
なので、なかなかこのアレンジを全曲録音したろっ!ていう方がまだ現時点では現れちょりまっせん。
例えば、Sergio Assad(セルジオ・アサドW)大先生のギターソロ・アレンジによる有名な“Las Cuatro Estaciones Porteñas(ブエノスアイレスの四季)”は原曲に可能な限り忠実なアレンジを施しているため、これもまた大変な難曲になっておりんすが、コンサートでの演奏や録音は多いっす。
冒頭の音源はこれも以前にご紹介している名盤、“レジーナ劇場のアストル・ピアソラ 1970”に収録されている“Invierno Porteño(ブエノスアイレスの冬)”なんすけど、アサド大先生はこのアルバムを元に前述の“ブエノスアイレスの四季”をアレンジされちょりまっす。
オーストラリア出身のギタリスト、Stephanie Jones(ステファニー・ジョーンズ)さんによる“ブエノスアイレスの冬”の演奏動画をどうぞ。
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見事なアレンジ&演奏でっすね。楽譜の冒頭はこんな感じっす。
が、ここにきてディアンス大先生のピアソラ作品アレンジの演奏が、YouTubeに増えてきちょりまっす。
で、つい先日、トルコ出身のギタリスト、Emre Ünlenen(エムレ・ウンレナン・・・よ、読めん・・・)さん という方の演奏によるディアンス大先生版“ブエノスアイレスの冬”の動画が初めてアップされよりまっした。
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素晴らしい!ムイ・ビエン!
視聴された善男善女の皆様はお気づきでせうが、アサド大先生のアレンジよりも更に猖獗を極めた激ムズなアレンジだというのが感じられまっすね。正直、これはちょっとやり過ぎ・・・な感じがしないでもないんすけどね・・・。
ちなみに楽譜の冒頭はこんな感じっす。
しかも、⑥=C♯っすもん・・・。更に曲の途中で⑥をCに下げなければなりもはん・・・。(動画の4:38あたりから)
この部分はCm(ハ短調)に移調しているので、楽譜上はD♭(音的には=C♯)からCにせよと指示されちょりまっす。
演奏しながらのチューニング変更はディアンス大先生の自作品、他のアレンジでも時より出てくるんすけどね。なかなかの変態っぷりっす。
この曲のアレンジに関してはオイラ的にはアサド大先生のアレンジの方が好みかなぁ・・・。
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