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こんにちは、相変わらず思春期真っ只中!永遠の中二病!Luziaでっす。
“となりのトトロW”を観て、12歳のサツキちゃんが家事をやっていることに対して“児童虐待”と感じる方が多いのだそうでっす。オイラには全く理解出来んのだけど、これも時代の流れなのでせうか・・・。にしても、昭和30年代初頭が舞台となっているこの物語の時代背景等を鑑みれば、何らおかしいとは思えないんだがなぁ・・・。歳は取りたくねぇなぁ・・・。
さて、冒頭のナイスなリュートによる演奏曲はフランスのリュート奏者、Charles Mouton(シャルル・ムートンW)の1680年代に刊行された“Pièces de luth sur différents modes(様々な旋法によるリュート小品集)”に収録されている“La belle homicide(美しき暗殺者)”という曲でございまっす。
“美しき暗殺者”って・・・。中二病のオイラ的にはすんげくナイスなタイトルで萌っ!
1652年~1655の間に制作されたと言われる古写本、“La Rhétorique des dieux(神々の会話)”の中でこの曲に対するテキストが書かれているそうで、内容は「美しい女性は、その魅力により出会うすべての人を亡き者とする。しかし、この死が普通の死と違うのは、それが人生の終わりではなく、始まりとなることである」だそうでっす。(詳しくは後述のギターアレンジ楽譜を是非ご購入されたし)
ちなみに前述の“Pièces de luth sur différents modes(様々な旋法によるリュート小品集)”の表紙と、タブラチュア譜(ファクシミリ譜)はこんな感じっす。
んで、オイラの知る限り“美しき暗殺者”のギターソロ・アレンジ譜はスイスのギタリスト、Christoph Jäggin(クリストフ・イェギン)先生による某現代ギター社刊行、“クリストフ・イェギン編/ギターのためのフランス・バロック・リュート作品集 神々の会話”に収録されているものが唯一かと思わるりまっす。楽譜の冒頭はこんな感じっす。
原曲はAm(イ短調)でっすが、Bm(ロ短調)に移調されちょりまっす。にしても、美しい曲でっすねぇ。
実力派ギタリスト、大萩康司さんがアルバム、“ブルー”にこのアレンジによる演奏を収録されておりんす。(スンバラシイ演奏!)
興味のある方は楽譜とともに是非お聴きなされたし。
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