こんにちは、ユビクロです。
伊勢谷君は残念なことになっちまったなぁ・・・。有能な人だけにじっくり反省をして再起して欲しいものです。
さて、毎度お馴染みのチェコの巨匠、Štěpán Rak(シテパン・ラック)大先生の作品に“The Tom Thumb’s laugh(親指トムの笑い)”っていう変わったタイトルの曲がございまっす。
いわゆるエチュードなんですけど、P指、つまり右手親指を駆使しまくるかなりハードな作品でっす。で、オイラの知る限りこの曲を録音しているのは、現在どうしているのかさっぱりわからないやはりチェコの名手、Vladimír Mikulka(ウラジミール・ミクルカ)さんのアルバム、“Voces de Profundis(深淵からの声)”だけでっす。したがって、あろうことかYouTubeにも誰かしらの演奏動画が皆無という状態・・・。
んでこれまた、オイラの知る限り正式な楽譜も出版された事が無いはず。が、なぜか手元に手稿譜があったりする・・・。楽譜の冒頭はこんな感じっす。
一見すると簡単そうなんですけど、曲の最後までほぼほぼP指連打が続きますので、しっかり脱力が出来ていないとP指が笑いまくり&下手すると痛めてしまうかもしれぬので要注意!
ちょっとおまけ付きが最近多すぎるような気がしないでもないのでっすが、P指を鍛えまくりたいぜっ!という勇者の方のみ挑戦してみて下され。
ミクルカさんの演奏、聴いてみました。いやはやすごいテクニックですね。よくあの速さで弾けるもんだ。私には絶対無理、というわけで速攻あきらめました。
ミクルカさん、デンオンからデビューしたころは、まさにギターのプリンスといった容姿で、当時パリコンを最年少の20歳で優勝し、将来を嘱望されていました。一時はミクルカさんこそ世界一のギタリストだと思った時もありましたが、GHAにボヘミアのクラシックを録音したあたりからおかしくなり、1997年にチェコのロトスレーベルからセゴビアを讃えるギター名曲集を出したのを最後に名前を聞くことがなくなりました。このCDではテクニックも衰え、普通のギタリストになっていました。もしかしたら指を故障したのかもしれません。
来日公演では素晴らしい演奏をしていただけに残念でなりません。
けんいちさん
コメントをいただき誠にありがとうございまっす。
この頃のミクルカさんは完全無欠っていう感じで、さすがにパリコン優勝者はゴイスーだなぁと畏怖しておりました。
業界の噂ではもの凄いお金持ちのご令嬢と結婚をされて、なんでもお城に住んでいるとかいないとか・・・。
1997年のアルバムは未聴なのですが、普通のギタリストになってしまいましたか・・・。
本当のプリンスになってしまったんですね 笑)
けんいちさん
>本当のプリンスになってしまったんですね 笑)
でっす!(笑笑)