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こんにちは、ズンドコベロンチョでっす。
梅雨ですね・・・。湿気てますね・・・。ベタベタしますね・・・。ついでにムラムラしますね・・・。この季節は右指の爪を極端に短くしているオイラにとっては、一年で一番ギターが弾き辛い季節でござんす。かと言って、爪を伸ばすと鷲爪でもっと弾き辛くなってまうし、いっそのことギターを弾くのを止めるか・・。
さて、冒頭の音源はTomatito(トマティートW)先生の素晴らしすぎるブレリアス、“A Mi Tío El Niño Miguel”でっす。
ご存じの方も多いでせうが、この曲を捧げた伝説のフラメンコ・ギタリスト、エル・ニーニョ・ミゲルはトマちゃんの叔父さんでっす。(Tíoは叔父さんの意)
これは私見なのでっすが、トマちゃんのソロ・デビュー作は1987年にリリースされた“Rosas del Amor”でございまっす。1987年と言ったらパコ様の大傑作、“Siroco”がリリースされた年でございまっす。
このアルバムの収録曲は全曲がお宝必聴曲なのでっすが、中でもブレリアスの“El pañuelo”は単音から曲が始まるという、これまで誰も試みたことがない(多分・・・)斬新なオープニングが実に衝撃的でございまっした。
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んで、トマちゃんの“A Mi Tío El Niño Miguel”は1991年にリリースされたソロ第2作、“Barrio Negro”に収録されちょるんでっすが、この曲も冒頭音源をお聴きになればお分かりでせうが、単音(かなり長い)から始まりまっす。
パコ様のドキュメンタリーの中でトマちゃんが、「未だにこのブレリアス(El pañuelo)をよく聴くのだけど、これを超えるブレリアスは誰も弾けない」みたいなことを仰っていて、この発言からも明らかに“A Mi Tío El Niño Miguel”はパコ様の“El pañuelo”の影響を受けていると思われまっす。
という訳で、今回はトマちゃんの“A Mi Tío El Niño Miguel”の冒頭部分をご紹介いたしまっす。
<↓ クリックされたし>
譜面を見まっすと、凄くシンプルでやさしそうに見えるのでっすけど、実はすんげく難しいでっす。
グリッサンドやスラーを多用しておりまっして、ギターはやっぱり最終的に左手がモノを言う楽器だなという事を実感させられまっす。
このようなファルセータは現代フラメンコ・ギターでは必須になってしまった感がありんす。是非、弾いてみて下され。
アレグリアスだけど
ビセンテのMaestro Sanlucarのイントロも
影響受けたかも?
アルパコさん
>ビセンテのMaestro Sanlucarのイントロも影響受けたかも?
あぁ、そうかも知れませんね。“Cañailla”のカンテが始まる部分。C♯mコード入るのは斬新でした。ビセンテも同様でっすね。面白いでっす。