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反田恭平さん。おめでとうございまっす。
“ショパン国際ピアノコンクール”において日本人最高位である第2位受賞は、1970年の内田光子先生以来だというのでっすから、スンゴイわ。
今後益々のご活躍を心よりお祈り申し上げまっす!
クラシック・ギター業界に身を置く者としては誠に申し上げ難いのでっすが、やっぱりピアノ、ヴァイオリン、フルート等のコンクールってギターのコンクールと比較するとレベチ過ぎると思うのでっすよ。
だって、例えば海外の難関とされるギターコンクールで日本人が入賞、もしくは優勝をしても一般的なニュースで報道はされんもの・・・。
普段、クラシック音楽を聴かれない方でも“ショパン国際ピアノコンクール”や“チャイコフスキー国際コンクール”なんかは「なんだか凄いコンクール」という認識を持たれている方は多いと思うのでっすよ。
ただ、コンクールだけで演奏家の真価を図る事は愚の骨頂でありんしょう。無冠でも素晴らしい演奏家はたくさんいらっしゃいまっすし、最終的に我々は“素晴らしい演奏”を堪能したいだけなのでありまっすから。
我らがVicente Amigo(ビセンテ・アミーゴW)はウニオンやコルドバのフラメンコ・コンクールで優勝されちょるわけでっすが、恐らくこれらのコンクールはフラメンコ関係者しか知らぬコンクールでござんしょう。
が、ビセンテは世界的に知られるフラメンコ・ギタリストになられまっしたし、もはやパコ様以降のフラメンコ・ギタリストでは別格でありましょう。
なわけで、今回はビセンテ先生のデビュー・アルバム、“De mi corazón al aire(邦題:我が心を風に解き放てば)”に収録されているオイラが一番好きな曲であるタランタス、“Callejón de la luna(邦題:月の小径)”からファルセータをご紹介しまっす。
ちなみにオイラはマヂでこの曲が好き過ぎて、ビセンテ先生の曲の中では間違いなく人前で演奏した回数が最も多い曲でっす。
ほんとは曲全部を載せたいのでっすが、自分で弾いていていつもこの部分になると「はっ!」っとなってしまう、もしくはウルウルしてしまう箇所でっす。
譜面はアルバム音源のものでっすが、上掲の動画でっすと4:57~5:11部分でっす。(ほとんどアルバム音源と変わりまっせん)
<↓ クリックされたし>
ビセンテ先生特有の“立体的な響き”と“うねり感”がたまらないっす!
動画をご覧いただくとおわかりだと思うのでっすが、ビセンテ先生はこのパターンのアルペジョを演奏される時、全ての音をアポヤンドで弾いていらっしゃいまっす。
是非皆様も試してみて下っさい。
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