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あい。今日は18時から某業界団体の理事会がございまっす。色々と悪巧みをしまっす。ふ、ふふ・・・。(ウソ)
皆様も感じられていると思うのでっすが、様々なものが値上がりしちょりまっすね。楽器業界も例外ではござりませぬ。
特に材料原価はかなり高騰しておりまっして、うちのお店の一番廉価なオリジナル・ギターも今朝メーカーに電話をしたところ、次回発送分から「1万円アップしたい」と泣きが入り、が、オイラは「もうちょっと現在の価格で頑張れんかのぉ・・・」とグチグチと愚痴をこぼしましたところ、取りあえず何とかもうしばらくは現状維持という事に相成りんした。
実際、どこも大変なのよね。特にコロナ禍以降はなかなか厳しい状況が続いておりまっすし、正直身体から出るものは血と汗と涙と苦汁と青息吐息ぐらいだったりするんすが、まぁ、踏ん張るしかねぇな・・・。
さて、冒頭の演奏動画はギリシャ出身のギタリスト、Thomas Athanaselos(トーマス・アタナセロス)さんによるイタリア出身の優れたギタリスト・コンポーザー、Simone Iannarelli(シモーネ・イアンナレッリ)さんの“Per Sofia(ソフィアのために)”という大変美しく幻想的な作品でっす。
この曲は⑥=F、③=A、②=B♭、①=Dという変則チューニングが用いられておりんす。
んで、記譜が以前からオイラが勝手に“五線譜によるタブ譜”と呼んでいる例のCarlo Domeniconi(カルロ・ドメニコーニ)先生の“Koyunbaba(コユンババ)”と同じ手法が用いられておりまっす。
この“ソフィアのために”の場合は前述のチューニングにするのでっすが、実際に読譜をする時はノーマル・チューニング(つまり、6弦からE-A-D-G-B-E)のギターと思い込んで(仮定して)演奏しまっす。[1]
やっぱりオイラ的には過度な変則チューニング作品の場合、この記譜法が一番しっくりきまっす。(作曲者は押弦のポジションを頭の中、もしくはギターを用いて記譜を変換しなければならぬので面倒だとは思うのでっすが・・・)
普段、ギター楽譜を五線譜で読まれる方々の多くはタブ譜は便利ではあると思いつつ、タブ譜だけだと“曲想が湧きにくいっ!”、“無駄に楽譜のページ数が多くなるっ!”と思わるるでせう。オイラも常々そう思うちょりまっす。
少しづつこの記譜法による楽譜が増えてきた今日このごろ。ええこっちゃ。(もちろん、クラシック・ギターの世界だけね)
記譜法の事に終始してまいまっしたが、この作品はなかなかナイスでありまっす。
弾いてみたい方はお馴染み、カナダのLes Productions d’OZから楽譜が購入可能でっす。
- “コユンババ”の譜面は実音譜と五線譜によるタブ譜が併記されちょりまっすが、“ソフィアのために”は五線譜によるタブ譜だけでっす。 [戻る]
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