カテゴリー : ギター

全人類的お宝必聴盤~Part 12 “サビーカス/Flamenco Puro”

Sabicas(サビーカスW)についてはこれまでも何度か書いたので説明は不要ですね。Paco de Lucia(パコ・デ・ルシア)以前の大巨匠であり、パコも若い頃はかなり影響を受けていたことは否めませぬ。最近の若者はほとんどがVicente Amigo(ビセンテ・アミーゴ)Tomatito(トマティート)を聴いてフラメンコ・ギターを始める方が多いようで、古い時代のギタリストをスルーしている傾向が強いようです。(パコすら知らない人がいるのは以前書きましたね)古い時代のフラメンコ・ギターを理解しないとモデルノ(現代フラメンコ)は全く理解できませぬぞよ。ビセンテやトマティートだってサビーカスを聴きまくって勉強したんですからね。
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ギターキッズだった頃のアイドル Part.4

このお方は文字通り“アイドル”だったなぁ。クラシック・ギターを本気でやってみようと思った頃、地元のレコード店(CDぢゃないよ)でたまたまこのお方のアルバムを発見。もの凄ぇインパクトだった。まず見目麗しい超美人であることと、それ以上にアルバムのジャケットが普通ぢゃなかった。とてもクラシック・ギターのアルバムとは思えんもの。ハッキリ言ってこのお方以外の方がやったら完全な「キワモノ」になっちまうと思う。だってだってこれだよ・・・。
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バイト代をはたいて購入したギターは今何処・・・

以前、サイモンとガーファンクルのことを書きましたが(こちら)、高校時代はポール・サイモンのギタープレイに憧れ続け、1982年の来日公演を生で観るに至って完全にポールの信奉者になってしまいました。その当時ポールはオベーションWのカスタムレジェンドの黒いギターを使用していて、信奉者としては同じギターを持ちたくなるのが心情であります。で、御茶ノ水の某楽器店に楽器を見に行ったのですが、30万円という目の玉が飛び出るような価格が・・・。
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\ブラウン管/からギタ━(゚∀゚)━!!!!!

今日、業界老舗出版社である全音楽譜出版社からギター楽譜の新刊見本が届いたんだけど、楽譜を読んで腹が捩れるほど笑ったのは初めてである。こういう類の楽譜って今までも他の出版社からも似たものが出版されていたけれど、今回全音さんが出版したこの曲集はかなり徹底していて良いっ!潔いっ!こういう洒落っ気っていうか遊び心は必要ですね。なので、全力でお勧めしたいっ!
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パコのために作曲されたクラシック・ギター曲?

Joaquín Rodrigo(ホアキン・ロドリーゴW)と言えば「Concierto de Aranjuez(邦題:アランフェス協奏曲W)」であり、特にその第二楽章の旋律の美しさから、ジャズやフュージョンの世界でも頻繁にその旋律が使用されているのは周知の事実であり、どちらかというと一般にはそっちの方が有名になってしまったのであり、更には作曲者のロドリーゴ自身が後に歌曲にしてしまったりしていますが、原曲はクラシック・ギターと小管弦楽のための協奏曲であることは、クラシックの世界では当たり前田のクラッカーであります。
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全人類的お宝必聴盤~Part 11 “渡辺範彦/パリ・ライヴ録音集 コンクール&リサイタル”

クラシック・ギタリスト、渡辺範彦さんのことは以前ご紹介しましたが(こちら)、先月末に大変レアな未発表音源CDが発売されました。このCDは是非、ジャンルを問わず多くの方に聴いていただきたいっ!特に渡辺さんが、1969年「第11回パリ国際ギターコンクール」に出場し、審査員満場一致で第1位を受賞した際の「歴史的演奏」を41年という時を経て聴けるという幸せ・・・。国内外を問わず、最近の若手ギタリストはみんな“巧い”ですが、それだけでは真のヴィルトゥオーゾにはなれません。それを実感することが出来るこのCDは、全人類的お宝必聴盤中の必聴盤であります。
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アッシャー・ワルツ

Edrar Allan Poe(エドガー・アラン・ポーW)と言えば推理小説の大家であり、「The Murders in the Rue Morgue(邦題:モルグ街の殺人W)は史上初の推理小説と言われ、江戸川乱歩のペンネームの由来としても有名な大作家でありますな。で、昨日の流れで今日もまたインスパイア作品をご紹介しまっす。ロシアのギタリスト作曲家、Nikita Koshkin(ニキータ・コシュキン)の「Usher – Waltz(邦題:アッシャー・ワルツ)」という作品です。これはポーのこれまた有名な作品である「The Fall of the House of Usher(邦題:アッシャー家の崩壊W)」をコシュキンが読み、その読後感を美しいワルツとして作曲したものであります。
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深淵からの声

意識する、しないに関らず人間は常に「何かしら」から“inspire”(インスパイア=感化、啓発、触発)を得て行動する唯一の動物ではないだろうか?そしてそれは、日常のごくありふれた行動においてほとんど無意識に自然な形で表現されている。また、あらゆる創作の分野では時としてそれを“Hommage(オマージュ)”と呼び、且つ、表現し幾多の傑作が産み出された。うぅ・・・。普段使い慣れぬ真面目な文章に窒息寸前なのでやっぱりいつもの感じに戻そうっと。ギター作品にもインスパイア作品が結構あるので、折りに触れてご紹介しまっす。今日はチェコのギタリスト作曲家、Štěpán Rak(シテパン・ラック)の「Voces de Profundis(深淵からの声)」という作品をチョイス!
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カノンを一人で弾くのは愚行?

バロック時代に完成されたカノン様式って簡単に言えば「輪唱」のようなものであり、この様式で書かれた曲を器楽独奏で演奏することは基本的に不可能であり、喩えるなら多くの方が一度は輪唱で歌ったことがあるであろう「かえるのうた」を一人で輪唱しようとすることであり、そんなことが出来たらビックリ人間であり、世界中から引っ張りだこになることウケアイである。カノン様式による曲で最も有名なのは、Johann Pachelbel(ヨハン・パッヘルベルW)の「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」(長ぇ・・・)、通称「パッヘルベルのカノン」でありんしょう。
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ブラジルの知的なギタリスト

ブラジルのサンバ&ボサ系のギタリストは個人的に、Baden Powell(バーデン・パウエルW)やRaphael Rabello(ハファエル・ハベーロ)といった“バリバリ系”が好みなんですが、たまにはしっとり落ち着いたギターも聴きたくなります。そんな時真っ先に聴くのがブラジルのギタリスト作曲家Paulo Bellinati(パウロ・ベリナチ) です。
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