カテゴリー : ギター

“ギター”という楽器についてあらためて考えてみる

長年ギターを弾き続け、あまつさえ楽器業界に身を置いているオイラですが、ギターという楽器を客観的に考えてみると実にダメな楽器だと思います。アコースティック、つまり“生音勝負の楽器”ということで考えるとピアノ、ヴァイオリン、フルートといったクラシックの花形楽器と比較してみた場合、特にその“音量”において圧倒的に劣っています。ピアノとギター、ヴァイオリンとギター、フルートとギターによるデュオ作品は星の数ほどありますが、実際にコンサートで聴くとギターの音の小ささは否めません。これが弦楽四重奏との共演、小オーケストラとのコンチェルトともなれば推して知るべしです。それ以外のダメな点は・・・。
続きを読む

人間考えることは同じなんだね・・・。

YouTubeにパコの新しい動画がアップされていないかなと検索していたら、実に興味深い動画を発見!タイトルを見ると“Finger nails care (Paco de lucia’s style) flamenco guitar lessons / Ruben Diaz”とある。「パ、パコ・デ・ルシア・スタイル?」って何?特別な爪の削り方でもあるのだろうか?ワクワクするぜぇ!つーか、Ruben Diaz(ルベン・ディアス)っていうギタリストは今回初めて知った・・・。興味津々でクリック。まずは動画をご覧あそばせ。
続きを読む

そして、「パガニーニ/24のカプリスOp.1」を全曲ギターソロで弾いてしまった男

昨日、Niccolò Paganini(ニコロ・パガニーニW)の「24のカプリス」のことをちょこっと書いたので、その勢いで別の記事を書こう!この作品はOp.1、つまり作品番号1を与えられたパガニーニ入魂の作品でございます。当時としても珍しい無伴奏ヴァイオリン作品であり、ヴァイオリンのありとあらゆる技巧を凝らした超難曲であり、それは作曲されてから200年近く経た今日でも変わりませぬ。このヴァイオリンにとっても難しい作品を、あろうことか全曲ギターソロにアレンジし、録音までしてしまったクレイジーなクラシック・ギタリストがおる。
続きを読む

愛らしい曲とは裏腹に・・・

昨年、没後100周年を迎えた作曲家Isaac Albéniz(イサーク・アルベニスW)。って、これ以前書いたね・・・。アルベニスはギター曲を全く書いていませんが、クラシック・ギターの世界ではアルベニスと同時代に生き、“近代ギター音楽の父”と称されるFrancisco Tárrega(フランシスコ・タレガW)が、アルベニスのピアノ作品のいくつかをギターソロにアレンジして演奏。タレガはアルベニス本人の前でこれらのアレンジを披露しているんですが、アルベニス本人が、「いやぁ、ギターの方がめっちゃええやん!」と絶賛したことは有名であります。以来、アルベニス作品のギターアレンジは現在でも重要なレパートリーになっています。
続きを読む

巡りめぐって・・・

7、8年前だっただろうか・・・。ベルギーのGHA Recordsというところから発売されたアルゼンチンの名手、Eduardo Isaac(エドゥアルド・イサーク)というギタリストのCD「The Four Seasons」を購入。このCDには以前このブログでもご紹介した(こちら)、Assad Duo(アサド・デュオ)のSergio Assad(セルジオ・アサド)がギターソロのためにアレンジした、Astor Piazzolla(アストル・ピアソラW)の名作「Las Estaciones Prtenas(邦題:ブエノスアイレスの四季)」が収録されており、イサークの演奏の見事さも相まって大変感動してしもた。
続きを読む

か、可愛いぢゃねぇか・・・(はぁと)

はぁ・・・。お持ち帰りしたいわ・・・。やっぱり可愛いことは“正義”だな・・・。ハッ!また妄想に走ってもうた・・・。いかんいかん&遺憾遺憾。こんなんだから“エロオヤヂ”と言われてしまうんだな・・・。最近可愛さに拍車がかかってきているとしか思えない朴 葵姫(パク・キュヒ)さん!韓国出身の実力派クラシック・ギタリストでっす。
続きを読む

全人類的お宝必聴盤~Part 13 “ジョー・パス/ヴァーチュオーゾ”

20代の時にドラッグに溺れながらも、その後見事に復活を遂げてジャズ・ギターの巨匠にまで上り詰めた偉大なギタリストJoe Pass(ジョー・パスW)。基本的に独学でギターを極め、特にソロ・ジャズ・ギターという分野を開拓した功績は大きいですね。フィンガーピッキングということもあって、その柔らかな美音は聴いていて大変気持ち良いです。そんな彼の傑作中の傑作がこれです。
続きを読む

アルゼンチンの怪物

Juanjo Dominguez(ファンホ・ドミンゲス)というギタリストの名を知ったのはオイラの記憶が正しければ、現代ギターという雑誌のインタビュー記事だったと思います。もう20年近く前になるのだなぁ・・・。その記事から受けた印象は正直言って“大変な自信家”だなというものでした。「俺が世界で一番巧いギタリスト」と公言してはばからない物言いは同時に不快でもありました。彼は当時、アルゼンチンでは名の知れたギタリストでありましたが、世界的には全く無名のギタリストだったと思います。しかしそれには理由(ワケ)があったのです。
続きを読む

“弘法も筆の誤り”・・・

つーか、暑さで頭がやられているのかもしれん・・・。ギターっちゅう楽器は、弦の交換&チューニングは基本的に自分自身でやるものでありんすが、入門者の方や初心者の方にとっては結構骨の折れる作業でありますな。今でこそ業界で“弦張り職人”の異名を持つオイラも、生まれて初めて弦を交換した時は大変だったし・・・。(詳しくはこちら)うちのお店にもたまに、「弦を交換して欲しいのですけど・・・」といったお客様がいらっしゃいます。ほとんどが年配の方&初心者の方であります。もちろんオイラは満面の笑みで「喜んでぇ~っ!」とお返事するざます。先日もそういうお客様がいらしたのだが・・・。
続きを読む

大変レアな音源をいただいてしまった

深沢七郎Wさんと言えば『楢山節考』であり、1958年に名匠・木下惠介W監督により映画化され、1983年にはこれまた名匠・今村昌平W監督により2度目の映画化がなされ、なんとその年のカンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞してしまった名作であり、そんな深沢さんが実はクラシック・ギタリストであったことは知られているようで意外に知られておらず、なんとLPレコードも発売されている本格派であったことは実に驚きだ。
続きを読む