日本の洗濯

政権交代。まだ始まったばかりですから何とも言えませんが、これはこれで良いことだと思う。やっぱり国民の政治 (自民政治)に対する危機感、切迫感というものは沸点を迎えていたのでしょう。僕自身も怒りを通り越して呆れるばかりの昨今でしたもの。自民党の先生方。国民をナメてはいけませんよ。今回の結果は当然です。
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蝶の舌~その静謐なる抵抗

Manuel Rivas (マヌエル・リバス)の短編小説「La Lengua de las mariposas (蝶の舌)」から3編を選び、José Luis Cuerda  (ホセ・ルイス・クエルダ)が映画化 (スペインでは1999年公開。日本は2001年公開)。スペイン内戦を扱った映画である。
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島の小エビ

「Camarón de la isla (1950-1992)[1]を知ってるかい?」と問われたら、フラメンコ・ファンの方ならまず100%知っているでしょうけど、一般の方はまずご存じないと思います。彼ほどのcantaor[2]はまず今後出てこないと思う。まさに不世出のアーティストでした。
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  1. 通称カマロン、タイトルの「島の小エビ」はカマロン・デ・ラ・イスラを直訳したもの。本名Jose Monje Cruz [戻る]
  2. カンタオール、フラメンコの歌い手 [戻る]

泥酔エレジー

就寝前にコップ一杯の焼酎を生のままで一気に煽るのが好きだ。暖まるし、ほど良い酩酊感が心地良いのでちょっと病み付きになった時期もあった。でも冬季限定ね。夏はほとんど飲まない。何でかと言うと火照っちゃうのね身体が・・・。限りなく・・・。なので夏にこれやっちゃうと暑くて寝られんようになるので基本的には飲まないのでござる。
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つわものどもの夢

新撰組 (もしくは新選組)と言えば幕末にあって、京洛で威を誇った一種の軍事組織だった。近藤勇、土方歳三、沖田総司などといった“スター”がいるので、歴史が特に好きじゃない方でもその名前ぐらいは知っているでしょう。講談、映画、芝居、小説などなど一体どれくらい「新撰組もの」ってあるんだろう?小説は結構読みましたが、星の数ほどありますね。新撰組に関して書こうと思ったら何百ページも書けますが、ブログぢゃ無理なので興味のある方は図書館へGO!
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孤高の歌姫

ウェブ運営時代にも書いたことがあるのだけど、オイラは熱狂的なBjörkビョークW)ファンである。どれだけ熱狂的かと言うとほとんど 「神」扱いである。洋楽はハード・ロックやヘヴィ・メタルをたまに聴くぐらいで、ポップスは全くと言っていい程聴かない人間だった。(実は今もビョーク以外は聴かないのだけど・・・)
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体内時計

オイラは目覚まし時計なるものを生まれてから一度も使ったことが無いっす。なぜなら、寝る時に例えば 「明日は6時に起きるぜっ!」 と自己暗示をかけるとほぼ100%の確率で目覚めることが出来るからっす。また、その正確さたるやほとんど電波時計並なのである。恐ろしいことに泥酔状態で床に就いて暗示を怠らなければ同様の結果になるのである。
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わび・さび

「好きな映画監督は?」と問われて真っ先に思い浮かぶのはWim Wenders (ヴィム・ヴェンダースW)かなぁ。1984年に公開され、カンヌ映画祭でグランプリも受賞した「Paris, Texas (邦題:パリ、テキサスW)もフェイヴァリットだけど、その3年後に公開されたDer Himmel uber Berlin (邦題:ベルリン・天使の詩)もたまらなく好きだ。
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夭折の天才~ハファエル・ハベーロ

少なくとも15年以上前だったと思う。仕事で渋谷方面に行った帰りにHMVに立ち寄り、何気なくWorld Musicのコーナーに足を運び、フラメンコではなくブラジル音楽のCDを物色していた時に手にしたのがRaphael Rabello (ハファエル・ハベーロ、1962-1995)の「TODOS OS TONS」というアルバムだった。
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日本発の傑作ファンタジー:獣の奏者

僕は小説、映画などで所謂「ファンタジー」と呼ばれるものを敬遠してしまう (好みの問題)のですが、上橋菜穂子Wさんの小説「獣の奏者」は読了後、「この小説に出会えて本当に良かった!」と心の底から思いました。最初、書店でこの本を手に取った時に本の帯にファンタジーの文字を見出し、不敬ながら「う~ん、ファンタジーかぁ・・・」とそれだけの理由でいったんは書架に戻してしまったのですが、なぜか「獣の奏者」というタイトルが妙に気になってしまい結局購入。ところが読み始めると主人公「エリン」、聖なる獣 (王獣)「リラン」を中心に、人と獣という永遠の他者どうしの触れ合いによって予想だにしない争いに巻き込まれていくという重厚でドラマチックなストーリーにあっという間に引き込まれてしまったのでした。
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